白緑蝶"vacances【続2】
「あっ
 ソラさんの曲がでしたぁ

 ごめんなさい
 びっくりさせて・・・」

トボけた彼女に、みんなの笑い
声が店内に響き渡る。

「マジ
 愛の告白かと思ったぜ」

湊の言葉は、俺の気持ちを代弁
してる?

「アハハハ、だよな?
 ドキッとさせてんなよ

 でっ、ウズキ
 俺の曲は、どうなわけぇ
 気に入った?」

「うん、もちろん、シゲキ
 あなたって最高よ」

そう言うと彼女は、瀬名の頬に
キスをした。

ズキッ・・・

何だ、この胸の痛みは?

俺は、二人を見つめてる。

「ウズキ、人前でキスなんか
 するから、ソラの奴
 面食らってる」

「バカ、言うな・・・
 
 酔っただけだ」
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