白緑蝶"vacances【続2】
「ごめん、ごめん

 モモ、みんな、そんなに
 ガッカリしないでよ
 
 ねえ、ソラ、どうしよう

 もう一度、やり直した方が
 いいかなぁ?」

みんながソラの事を注目する中
貴方は言うの。

「ユラ、おまえって

 本当

 かわいい」

そう言って、貴方は私を抱きし
めた。

そんな、仲睦まじい二人に届く
祝福の声。

「ヒワ、ソラさん
 
 おめでとう」

それは、百枝の声だった。

「モモ、ありがとう」

そんな百枝に差し出されるブーケ

「ほらっ」

「えっ?」

「俺には必要ないから、どうぞ」

「ほんとですか?ありがとう」

ブーケは、真澄の手から百枝に
渡された。
< 443 / 471 >

この作品をシェア

pagetop