白緑蝶"vacances【続2】
「うまい飯屋があるんだ
君は・・・」
「サキです」
「そう、サキちゃん
サキちゃんは
イタ飯好き?」
イタリアンのことをイタ飯とか
言っちゃうところも、ギャップ
があって魅力のひとつかも。
「はい、好きです」
「じゃあ、行こう」
何かわからない間に一緒に食事
を取ることになったけど彼には
注意しなきゃ。
過去の話を今更だけど、一度は
前妻の為にソラさんとヒワの仲
を壊そうとした人だもの。
余計なことは話さない方がいい
よね。
私は口数少なめにテーブルの
上に並べられたおいしそうな
料理を見つめる。
そんな私に、彼は言う。
「あのさ、そんなにガード
固めなくてもいいよ
君から何か聞いても
俺はもう、あの二人の
邪魔したりしないから
それに、今はバンド
ソレイロリアが命よりも
大事、もう二度と失う
のは、ごめんだ」
君は・・・」
「サキです」
「そう、サキちゃん
サキちゃんは
イタ飯好き?」
イタリアンのことをイタ飯とか
言っちゃうところも、ギャップ
があって魅力のひとつかも。
「はい、好きです」
「じゃあ、行こう」
何かわからない間に一緒に食事
を取ることになったけど彼には
注意しなきゃ。
過去の話を今更だけど、一度は
前妻の為にソラさんとヒワの仲
を壊そうとした人だもの。
余計なことは話さない方がいい
よね。
私は口数少なめにテーブルの
上に並べられたおいしそうな
料理を見つめる。
そんな私に、彼は言う。
「あのさ、そんなにガード
固めなくてもいいよ
君から何か聞いても
俺はもう、あの二人の
邪魔したりしないから
それに、今はバンド
ソレイロリアが命よりも
大事、もう二度と失う
のは、ごめんだ」