白緑蝶"vacances【続2】
それは、貴方も同じだった。
付き合うことなんて全く考えて
なかった。
友達でも十分だったのに貴方は
私に問うの。
私を、家まで送り届けてくれた
瀬名さんの車が道路脇に停まっ
てる。
車内・・・二人きり
「サキちゃん、この間の話
なんだけど、俺と付き合う
こと真剣に考えてくれた?」
「・・・・・・」
「そっか、まだ時間かかる
みたいだね
いいよ、俺待つのには
慣れてるから」
「そんなつもりじゃ・・・」
「いいんだ
サキちゃんが迷ってるっ
てことは俺にも君の心の
中に入る余地はあるって
こと・・・
それに待ってるのも案外
楽しいよ
俺は、一度結婚に失敗
してるし、君が迷うのも
わかる」
「そんなこと、関係ないです
セナさん、貴方に離婚経験
があることなんて全く私は
気にしてない
これは、私の問題なんです」
付き合うことなんて全く考えて
なかった。
友達でも十分だったのに貴方は
私に問うの。
私を、家まで送り届けてくれた
瀬名さんの車が道路脇に停まっ
てる。
車内・・・二人きり
「サキちゃん、この間の話
なんだけど、俺と付き合う
こと真剣に考えてくれた?」
「・・・・・・」
「そっか、まだ時間かかる
みたいだね
いいよ、俺待つのには
慣れてるから」
「そんなつもりじゃ・・・」
「いいんだ
サキちゃんが迷ってるっ
てことは俺にも君の心の
中に入る余地はあるって
こと・・・
それに待ってるのも案外
楽しいよ
俺は、一度結婚に失敗
してるし、君が迷うのも
わかる」
「そんなこと、関係ないです
セナさん、貴方に離婚経験
があることなんて全く私は
気にしてない
これは、私の問題なんです」