白緑蝶"vacances【続2】
「・・・
 相手の受け取り方次第で
 大げさにも、軽くにも
 感じられ、意味は変わる」

「そっか
 言葉って難しいね・・・」

真澄の言葉に納得する私。

「知らないけど
 
 通訳まだかぁ?」

それにしても、さっきのソラ
紳士的で超かっこよかった。

「何?

 そんなに見ても

 何も出ないぞ」

そこに現れたのは、テオさん。

「oh! みんな、来てくれたの
 久しぶり」

「テオ、遅えよ」

不機嫌なソラの声にテオさん
は時計を見つめて悪びれずに
答える。

「そんな事ないよ
 きっちりだよ」

「前もって待ってろ」

「何、ソラ、どうしたの
 機嫌悪いの?」
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