白緑蝶"vacances【続2】
「もう、ソラったら」

「退屈そう・・・

 ねえ、ヒワ
 ちょっと、あそこ見て」

百枝が指差す方向。

「何、どこ?」

「あそこ、金色の髪・・・」

私の瞳に映るのは、金色の髪。

風に靡く、長いブロンド。

白い、三角ビキニの水着・・・

「ヒワ、早く戻ろう」

「うん」

彼女が立ち止まる場所を、私は
知ってる。

彼女はソラの前で立ち止まった

彼女はきっと、こう呼ぶの。

「Sky」

そう呼ばれて、貴方は見上げる

貴方の瞳に、彼女の姿はどんな
風に映るの?

白い水着

今日、着れば良かったなぁ・・
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