白緑蝶"vacances【続2】

ブロンドの髪*浮気

夜の街、キラキラと輝くネオン
を見つめる崇達。

一台の車が三人の少し前で停車
する。

「なあ、車、あれだったか?」

「さあ、運転手見りゃ
 わかんじゃねえ?

 ちょっと、見てくるわ」

航は、停車してる車に近づく。

その頃、空は、子供みたいに
地面に座り込んでいた。

「なあ、お家、まだぁ?」

「おう、もうすぐ着くから
 おまえは寝てろ」

「そっ」

酔っている空に、そう言って
聞かせる崇の肩をトンと叩き
呼び止める女性の声がする。

「Would you like to have a drink?」

「ああ、さっきの?」

頷いた崇に微笑む彼女達。

一人の女性が崇の腕を掴んだ。

「Let's go------」

「おいおい

 どうなってんだよ」

崇の頷きをOKしたものと思った
女性に困ってる崇。

「NO・NO・NO

 違う、違う

 俺、帰る、go home?

 わかる?」

「Let's go home---------」

もう一人の女性も崇の腕を
掴んだ。

「えっ、ちょっ
 ムリ・ムリ・ムリ
 
 ワタルー」
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