白緑蝶"vacances【続2】
その場に立ち上がるテオは
香月を呼んで歩きながら
全てを告げた。
「そんな、まさか・・・
信じられない」
「そうですよね
自分の妻がまさか、他の男性
を攫って夜の街に消えるだな
んて・・・
でもこれは本当の事、僕の話
がデタラメでは無い事を、今
ここで実証してみせます」
携帯電話でテオは、タマラに
連絡を取る。
電話越し、聞こえる声。
「もしもし、テオ?」
「いったいどういうつもりだ」
「どういうつもり・・・
そんなの
決まってるじゃない
貴方が愛してるソラと、今夜
一晩共に過ごすの、甘い夜に
蕩けひとつになるわ」
「タマラ、君はいったい
何を考えている?」
「カ、ツキ・・・
貴方、だったの?」
電話越し、動揺する声。
「タマラ、君はソラさんの事が
好きなのかい?」
「カツキ、ごめんなさい
答えたくないわ」
「ソラさん、彼の事を君が心か
ら愛していると言うのであれ
ば僕は何も言えない・・・」
香月を呼んで歩きながら
全てを告げた。
「そんな、まさか・・・
信じられない」
「そうですよね
自分の妻がまさか、他の男性
を攫って夜の街に消えるだな
んて・・・
でもこれは本当の事、僕の話
がデタラメでは無い事を、今
ここで実証してみせます」
携帯電話でテオは、タマラに
連絡を取る。
電話越し、聞こえる声。
「もしもし、テオ?」
「いったいどういうつもりだ」
「どういうつもり・・・
そんなの
決まってるじゃない
貴方が愛してるソラと、今夜
一晩共に過ごすの、甘い夜に
蕩けひとつになるわ」
「タマラ、君はいったい
何を考えている?」
「カ、ツキ・・・
貴方、だったの?」
電話越し、動揺する声。
「タマラ、君はソラさんの事が
好きなのかい?」
「カツキ、ごめんなさい
答えたくないわ」
「ソラさん、彼の事を君が心か
ら愛していると言うのであれ
ば僕は何も言えない・・・」