あたしと彼のsecret
ふたりだけの約束。
---★光Side★---
リビングにも響きわたる、なぁせの泣き声。
ヤベェ、俺、泣かせちった。
「はぁ、せっかく…」
せっかく好きな人と暮らせるっていうのに
早速嫌われてんじゃん。俺。
トンットンットンッ…
階段を降りる音が聞こえた。
「っ、俺メシ作るよ。だからなぁせはテレビでも見てて。」
『ホントに!?嬉しいッ!!ありがとっ光!!!!』
ヤベェ…
超可愛い。
でも
その目には
涙の跡もあって…
はぁ
俺は馬鹿だ。