あたしの救世主-long ver-
りんに全てを話し、返事を待っていると、
「そんなつもりはなかった、誤解だよ、ごめんね。」
そう言って頭を下げた。
あたしは、許せるはずが無かった。
でも、もう、疲れ切っていた。
母も性格がどんどん変わっていき、
愛人もでき、毎日のように家に上がりこんでくる日々。
誰かを信じたりするほうが馬鹿なんだ、
心からそう思っていた。
だから、
「もういいよ、誤解してごめんね」
そう言って、話を終わらせた。