年下のあいつ。
「ほんと大丈夫だから…」
あんたなんかにこんな話
したくない。
というか変な心配させたくない。
なんで年下のあんたに
頼んなきゃなんないのよ。
私が支えなければいけないのに。
私の言葉を聞いた山下君は
さらに手に力を入れて
私を胸の中へ連れ込んだ。
「俺が大丈夫じゃねーんだけど?
辛そうにしてたら気になって部活に
集中できねぇ。」
ここが体育倉庫でよかった。
そして皆休憩中でよかった。