年下のあいつ。


「ねえ先輩、やっぱ今日
なんかおかしい。



何があった?」




さらに近寄ってくる山下君。


心配そうな顔してる。




「だから…何もないって…」




「嘘つくなよ。」



そう言った山下君はいつの間にか
私の身長を越していた。




おかしいな…初めて逢ったときは
私と同じくらいの高さ
だったのに。





今は簡単に追い越されて
私は自然と上を向く。




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