年下のあいつ。
いそいで体育館に戻り
救急箱を持ち出す。
「先輩、消毒しますから
動かないでくださいね。」
「別にそんなのいいよ…」
「だめです。これもマネージャーの
仕事。
片岡先輩はエースなんですよ。
足がケガしてたら100パーセント
出せないじゃないですか。」
ってこんなかっこいいこと
言ってるけど、ただ先輩と
少しでも一緒に居たいからなんだよね。
「はい、おっけーです!」
ピタッと絆創膏を貼り言った。