年下のあいつ。


「あ~めんどくせぇな~」




そう言った山下君は
小さいいちごちゃんに合わせて
少しかがみ、顔をななめにして
深い、深いキスをした。







ちゅ……






「…ん…っ…こう…き…」






苦しそうに山下君の名前を呼ぶ
いちごちゃん。




息をしづらそうにしながらも
幸せそうな顔をしている。






ついに恥ずかしさに負けた私は
とっさに廊下のそばにある
木に隠れた。





…その時。






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