年下のあいつ。

「先輩…





ほんと、好きだ…」





山下君の声が甘さを増してくると共に
私を抱きしめる力が強くなる。




まるで、もう絶対離さない

と言っているかのように。





山下君の心臓はまたしても
私と同じ速さだった。






それが、やっぱり嬉しかった。