年下のあいつ。


大量のゼッケンを抱え込みながら
私はその軽やかに走り去った
大きな後ろ姿をチラリと
横目で追いかける。




「やっぱかっこいいなあ…」




はっ!だめだめ!
マネージャーの私が恋愛感情を
持ち込んでどうする。
私は対等な立場で居なければ
ならないのに。




…と思いつつもやっぱり私の目は
コートの中で一番輝いている彼に
目を奪われる。




だって超キラキラしてるんだよ?



< 5 / 237 >

この作品をシェア

pagetop