年下のあいつ。


「山下君じゃん!


まさかカバン持っていかずに
行っちゃったの?


もー、ほんとばかなんだから…。」





とりあえず山下君が帰ってこない
限り私も帰れない。



「暇ぁ~!」



そう叫んだあと、ふと
かごに入ったボールに目がいく。

なんだか心がそわそわしてくる。

居てもたってもいられなくて
ボールに触れた。





「ちょっと、やってみようかな。」




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