年下のあいつ。
**私が狙います**
*****
次の日。
いつものように靴箱へ行くと
なぜか2年生の靴箱のところに
いちごちゃんが居た。
ちょこん、と端に立っている。
「いちごちゃん!
ここで何してるの?」
私から声をかけた。
「あの…!」
いちごちゃんは1歩前へ
踏み出してきた。
その反動で長くて細いきれいな
髪が揺れて
シャンプーの香りが漂う。