Do you love me…?
もういじめられまいと、髪を金髪にした。
パーマもかけた。
化粧もした。
制服のスカートはぎりぎりまであげた。
誰とも話さないような雰囲気づくりもした。
おかげで、本当に人は寄ってこなくなった。
友達はできないけれど、いじめられるよりはずっといい…。
そのときのアタシは本気でそう思っていた。
だけど、彼だけはそんなアタシに話しかけてきた。
後からきいた話、そのときは彼も親の再婚があって、心の整理がついていなかったらしい。
壊れかけ同士、不器用ながらも必死にもがいて、二人で相談しあっては困難を乗り越えてきた。
彼がいなければ、アタシはここにいなかったかもしれない。