ご主人様は同級生!?



だっ抱きしめられる体。

侑也の息があたしの首をくすぐる。

そして、侑也の温もりが感じる……


「……」

「…平気か?」

「……」

「おい…?」


侑也があたしから体を離し、あたしを見た。

見てほしくない…


だって…


「ははっひでー顔っ」

だから。


涙でボロボロで、安心して、変な顔になってる…きっと。


「ったく…しょーがねーな」



―ギュウーーっ―


「ゆっ侑也っ……強っ」

「お前………可愛いすぎだろ…」

「え?なんか言いました?」

「なんでもねーよ!!」

ビクッ


なんで怒るのーー!?



―ギュウ―


ん……


んー……


ん………?


ん?


んんん???




「…………………………………………………………スゥ……」










”スゥ”?


ま……………


まさか………



「…スゥ……………スゥ」


ねっ寝てるーー!?



「ゆっ侑也っ起きてくださいっ」

「…ん……嫌だぁ………」

寝言で言う侑也。


…可愛い……。


「ゆ う や お き て く だ さ い」

一言一言。

丁寧に大きく言わせていただきました。

「…スゥ…………」

”スゥ”じゃねーーよぉぉおぉおぉお!!


「侑也様!起きて下さい!!!!!!!!」

キーン


確かに倉庫にそんな音が響いた。

すこし声高すぎたかな?

「……罰……」


チュッ




「……っ!?」

「これは、さっきの、罰で……」


チュッ


「これが、今の罰な。」
















「変態!スケベ!セクハラ!痴漢!エッチ!侑也様の変態!」


「クスクス…そんな真っ赤な顔で言われてもなぁ……。って、変態2回も言うな。」

「っ…!」

あたしの手はプルプル震えてる。
怒りから。

キスするなら、するで、言えばいいのに…………



って……


「そう言うもんだいじゃないでしょー!!!!」



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