完璧×完璧＝最強!?～幼馴染み恋愛～

三章

＊勝負の行方＊

―葵side―


「あんた何考えてるの？」


「何が？」


何食わぬ顔で呑気に答えながら陸斗にベッタリの憎たらしいアイツ。


ただ陸斗の目線はやっぱり結衣で。


気を失ってる結衣がすごく心配らしく今すぐにでも側に行きたいらしいがアイツが行く手を阻む


「なんで結衣にこんなことするわけ？」


「だってー、麻里の邪魔になるだけだしー？」


「あんたそれでも結衣の友達なわけ？」


「友達？ばっかじゃないの！私があんなのと友達になるわけないでしょ」


「でもいつも……」


「言っとくけど私は陸斗くんに近づくためにアイツと友達のフリしてたの」


私の言葉を遮るアイツ


そしてただ使い物にならなかったけどね


と付け足す