《短編》王子のヒミツ





「はぁ?…んだ。こいつ」





「はぁ?…はこっちだっつぅの。」





ギシギシ。縄が鳴っている。そして、縄は外れた。あたしの力だけで。






「やれ!こいつ、おかしいぞ!」





「んだと?…いい度胸だ、かかってこい」




あたしは指をくいくいさせ相手を挑発した。





『うぉおおお!』





争いは5分で終わった。




「最後は…てめーか?」




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