不良の有岡について。
よし。心の中でガッツポーズをした。
「廿楽。」
せっせと働いている廿楽は、最後に会った時よりも黒かった。それに、バイトしている姿も初めて見る。
「哀河ー!!」
「大変そう。」
「そうなの!だからごめん、一緒に海は無理だけど、ちゃんと奢るから!」
言いながらも、ちゃんと焼きそばにソースをかけていく廿楽。伊達に沢山バイトをやっていない。
「ありがと。焼きそば三つに、かき氷も三つ。」
「かき氷メロン三つお願いしまーす!」
シロップの種類を言って無いのに分かったらしい。流石だと思う。