不良の有岡について。

それを聞いて、ふと泣きそうになる顔。


「有岡よりも胸囲ない自信がある」

「胸囲とバストは違うだろ」


その頬にキスを落とす。くすぐったそうに目を閉じた隙に手を動かす。

ん、と感じる哀河を見てヤバい、これは優しく出来ないかもしれない、なんて思っていると、携帯のバイブ音が何処からか聞こえた。

無視だ、無視。

鎖骨にキスマークをつけていると、哀河が顔を動かしたのが分かった。


「有岡、ちょっと、」

「あ?」

「ちょっと、待」


聞こえないふりをして内腿を撫でた。

ぴくりと肩を揺らして、ベッドから逃れる哀河。



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