不良の有岡について。
アオイフーセン。
案の定、廿楽は怒田に「そんな可愛く無い名前じゃないし!」と怒った。
多分、お菊さんのことを知らないんだと思う。
じゃれている二人を見ながら、私はまた微笑んでいた。
「あら、瞬くんお姉ちゃんお帰りなさい。」
園内に入っていくと、弟のクラスの安藤先生が見えた。
「こんにちは、いつもすみません。」
「気にしないのよ。困った時は助け合いなんだから。
瞬くんなら、園庭で遊んでいたと思うけど?」
入ってくる時、居なかったから中で遊んでいると思っていた。