愛してるなんて言わせない
キュっ
シャワーを止めてシャワールームを出る。
なんでこんなこと話してんだろ。
そう思いながら体を拭いて寝てた場所へ行くとベッドに紙が一枚。
男にしてはキレイな字で
『優花に呼び出されたから行くわ。
金は払ってくから…
ちゃんと家帰れよな!!』
そう書いてあった。
「大きなお世話。」
そう小さな声で呟く。
ミルクティー色みたいな茶色の長い髪の毛を乾かしてから着替えて、メイクする。
メイクしてもしなくてもあんま変わんないんだけどね。