愛してるなんて言わせない
「おはよ、恋華。」
「うん、はよ。」
「ねぇ、恋華??
パパいつ帰ってくるの??」
そう言ったのは南梨。
「知らない。
あたし家帰ってないし…
まず連絡とってないから。」
「「…そっかぁ……。」」
「なにっ!?
2人して、ハモっちゃって。」
「てか家帰ってないって、また男といたの??」
「紅愛。
またってなに??」
「いつも男といるから。」
「別にいつもじゃないけど…
今日は慶夜といた。」
「あんたさぁ、慶夜くんみたいなセフレか彼氏かわかんないようなのいっぱいいるけど、
可哀相だと思わないの??」
「可哀相??
あたしに相手されてるんだからむしろありがたいんじゃないの??」