ショコラ~愛することが出来ない女~
パンでもこねるように胸のふくらみを触られる。
つんと立った敏感な部分だけを残してリズミカルに触るから、妙に焦らされて喉が渇いてくる。
早くして。
早く、その愛情をちょうだい。
そう急かしたくなるほど、体全体が疼いてくる。
熟れた果実の気持ちとは、こんな感じなのかも知れない。
「はあっ」
ようやく触れてもらえた胸の頂きは、あまりにも敏感になっていて、声を堪えることはもう出来なかった。
「康子さん好きだよ」
「あっ、はぁ」
彼の舌が、先端から山を下るように這いずり回る。
「……もっと」
「ん」
「もっともっと」
「うん」
衣服が全て取り払われ、彼の唇はやがておへその辺りを伝い太ももの方まで動いていた。
指先が熱をはらみ、潤んだ部分を刺激する。