こんな私でも恋ができます
過去
私は、”あの時”から恋愛なんてしない。


そう決めたのだ。


私の過去は思い出したくもない傷だらけの過去なんだ。


中2のとき私が一方的に片思いしていた1つ上の先輩


田宮 諒介(タミヤ リョウスケ)に告白しOKをもらい純粋な私は、”あいつ”の本性にまだ気づかないでいた。



付き合い始めて数ヶ月たったころ帰りの待ち合わせ場所は、あまり人が来ない裏庭と決めていた。



その日は委員会があって少し長引いてしまい急いで鞄をしょって、諒介のことを考えながら玄関へむかった。


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