テイクオーバーゾーン
1
七曲りの坂の途中に
ある小さな飴屋
そこの名物「おもいで金平糖」
には不思議な奇跡を起こす力があるんだって
だから地元の少女達は
なんとなくげん担ぎして
告白の時はコレを相手に渡すってのが
一種の名物になってたんだよね
3年前あたし、花野 縁も
あいつ、真木 純也にこれを渡したわけなんだけど...
「縁 ごめん。別れよう」
「・・・・・は
何言ってんの?真木
急に話があるとか言ったと思えば・・なに 急に・・」
「ごめん
好きな奴ができた」
ある小さな飴屋
そこの名物「おもいで金平糖」
には不思議な奇跡を起こす力があるんだって
だから地元の少女達は
なんとなくげん担ぎして
告白の時はコレを相手に渡すってのが
一種の名物になってたんだよね
3年前あたし、花野 縁も
あいつ、真木 純也にこれを渡したわけなんだけど...
「縁 ごめん。別れよう」
「・・・・・は
何言ってんの?真木
急に話があるとか言ったと思えば・・なに 急に・・」
「ごめん
好きな奴ができた」