錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
「貴様ら!」

 男が唱えている間にチョーカーがさらに自分たちに魔法を放つと、パキン……と微かな音が聞こえた。

 刹那、唱え終わった男は電撃の魔法をオリジナルに撃つ。

 しかし──ほとばしる電撃はオリジナルには当たらず、その直前で放った男に返った。

「がふっ!?」

「!? 魔法反射だと!」

 電撃に倒れ込むマイクを一瞥しイワンが声を上げる。

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