錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-

「す、すごい……」

 手に汗握る魔法戦にネリネはつぶやいた。

 攻撃魔法を使わないと決めたローグたちは逆に強く、相手がどんな魔法を撃ってくるか予測して補助魔法などを唱えている。

 詠唱は精神集中のための過程なのだが、より速く集中出来れば魔法も速く出せる。

 ローグたちの使っている魔法はレベルの低いものだが、ネリネが唱えるよりも断然、速かった。

< 105 / 203 >

この作品をシェア

pagetop