錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
◆第7章~魔法とは

*防御は最大の……

「……」

 マイクとイワンは口を開けて破壊された車を見つめた。

「派手だなぁおい」

 なるほど、黒はオレより足が早いのかと感心しもってチャラは炎を眺める。

「え、違った?」

「いや、まあ。車をどうにかしようっていうのは合ってるけど」

 オリジナルは苦笑いを浮かべつつ、これからどうしようかなと思案した。

 この爆発なら誰かが通報する可能性が高い。

 それまでに逃げるか、その前に我に返った男たちが攻撃を仕掛けてくるのか──
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