錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
「人依存ではないエネルギーならば、各国の文化レベルに依存する。場合によっては外からの技術者などを呼び寄せる事も可能だ」

 それが全て良しではないけれどね……サージェスの表情に少しの陰りが見えた。

「どうして?」

 サージェスの表情に、ネリネは再び首をかしげた。

「そういうものなんだよ、必ず利権が絡んでくる。全ての人が幸せになるって事は不可能に近いんだ」

「そんな……」

「でもね、それに怒っても意味がないんだよ。怒るなら考えろ! だ」

 全てを受け入れてこそ、先に進む事が出来る。
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