錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
「まさか別の世界でこんなことに巻き込まれるなんてな~」

 クッキーを食べながらチャラローグが発した。

「本当に」

 他のローグが苦笑いで応える。

「同じ事件がこれから起きる可能性あるんだよな?」

 ふと、チャラローグがつぶやいて黒とチョーカーが眉を寄せた。

 戻った先で待ち受けているかもしれない──しかし、このことで対策が練られるじゃないか。

 そう考えると、これは演習にも思える。

 みんながいたからなんとかなったのだから。
< 119 / 203 >

この作品をシェア

pagetop