錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
 実は、危険な薬物なども地下深くに補完してあるのだ。

 魔法の中には、薬剤を使用するものもある。

 魔法書を取り扱っている図書館では、数々の薬も補完されていて、注意しなければならないものもあるのだ。

 時には、市の要請で魔法を使用する事もある。

 そういった訳で、魔法に長けた者が図書館に勤めるのである。

「まだ夏休みじゃないんだ」

「学生じゃないんだ。せいぜい、一週間てとこだよ」

「そか」

 そうして、勤め先の図書館に向かった。

 ネリネは、その背中をしばらく見送る。
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