錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-

 私服に着替えたネリネは、ローグの家で紅茶を傾ける──

「卒業後はどうするんだ?」

「ん……まだ考えてないというか」

 ティカップの中のレモンティを見下ろす。

「バイトしながら家事手伝いしたらどうだい?」

 ネリネの手料理も食べたいしな……つぶやいた言葉に頬を赤らめる。

 面と向かって言わないけど、それが余計に張り切ってやろうと思ってしまう。

 これってローグの術中にはまってるのかな?


< 162 / 203 >

この作品をシェア

pagetop