錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
「きれい」

 地上の星々を見つめるネリネの横顔を見て、ローグは目を細めた。

 なんとなーく、いい雰囲気になってきたと感じたネリネは、ぴとっとローグの腕にくっつく。

 そして潤んだ瞳で見上げ、求めるように背伸び──

「何か飲むか」

「えぇっ!?」

 キス出来ると思ったのに!

 残念そうに見やるネリネに、ローグはようやく気がついた。
< 182 / 203 >

この作品をシェア

pagetop