錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-

「これでいいか」

 1人は黒い服を着て、1人はチョーカーをつけ、1人はそのままである。

「えーと。ローグA、ローグB、ローグCかな」

 若干、納得のいかないネーミングだが青年たちは仕方なく了承した。

 とりあえずそのままのAが多分この家のローグだろうということでAとなった。

 3人の美形に取り囲まれたネリネは嬉しくて失神しそうだったが、そんな勿体ない事が出来るか! と踏みとどまる。

「で、ドッペルでもなりすましでもなかったら、この現象はなんだろう」

「うーん……」

 3人はそれぞれ腕を組んで唸った。
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