錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
「俺たちで守れば問題無いだろう」

 チョーカーローグの言葉に、他のローグも溜息を吐きつつ了解した。

「このままだと町を出るぞ」

 地図を見ていた黒ローグが口を開く。

「そこには何がある」

「なんか、建物があるみたいだ」

 オリジナルの言葉に応えた。

 それに地図を一瞥し、記憶を辿る。

「ああ、確かそこは誰も使ってない。5階建てのビルで、数年前は会社が入ってたんだけど倒産したか何かで、今は空きビルだ」

 ローグたちは、きっとそこにチャラローグを軟禁しておくのだと察した。


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