錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
チャラローグを追ってきたネリネとローグたち──
「ここで止まろう」
目的のビルまでは、まだかなりある。
しかし見渡す限りビルの周辺には何もなく、止まった場所にあった無人の魔力チャージスタンドだけが唯一、姿を隠せる場所だった。
「距離にしておよそ100mってとこか」
物陰に隠れながら黒ローグが発する。
「それで、どうやって助けるんだ?」
チョーカーローグがオリジナルに尋ねた。