錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-


 一方──手足を縛られているローグは、のんびりポーカーをしている背広の2人を見つめた。

 そんなチャラローグを細身の男は時折、監視するように一瞥する。

「なあ、あんたらって何?」

「お前が知る必要はない」

 あれ? オレが知らなくていいの? てことは、この世界のオレ自体には関係ない話なのか。

 それを知ってチャラローグはホッとした。


< 90 / 203 >

この作品をシェア

pagetop