〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
リク君はじぃ〜っと、
じゃがバターを見つめ、
ぱくっと一口。

「おいしいです」

“グルルル”

「あっ…、ごめんなさい…」

少し顔を赤らめ、
お腹を押える。

「私も…お腹すいた
いただきます」

私はじゃがバターを食べると
じゃがいもと塩の味が、口の中に、広がり、
凄く幸せな気分に。

「…おいしい…」


リク君は残りのじゃがバターをすべてたいらげた。

「おいしかったです…」

口のまわりに、
じゃがいもがくっついて居る。

「リク君…口についてるよっ」

リク君は舌で回りを舐め、ごしごしと、
腕で口を拭く。

「リク君…、
ハンカチ使えばいいのに…」

リク君は、“ハッ”とし、
ポケットからハンカチを出して、口を拭いた。

「忘れてました…」

ぽつんぽつん…。

空から少し、
雨が降りだし建物に入る、学園の生徒達。









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