〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

丁度始まろうとしていた時、私の隣に二つに髪を束ねた、茶色の髪の
小さな女の子が、
私の金魚をじっと見ていた。

3歳くらいの女の子が着ていた
浴衣が金魚の模様が入っている。

「？んっ…、
この学園の生徒の子かなっ…？」

みゅうなさんが、女の子を見る。

私は女の子を見て、
金魚を欲しがりそうな空気を感じ、女の子の前に差し出す。

「金魚欲しいのっ？
私のでよかったらどうぞっ…」

女の子は、
金魚を受け取り。

「ありがとう
お姉ちゃん」

そういうと、
横長椅子には座らず、居なくなってしまった。

「菜月さんいいのっ？
欲しかったんじゃ…」

みゅうなさんは、
ちょっとびっくりしている。

「いいのいいのっ」
みゅうなさんは、
私の目の前に金魚を見せる。

「私のでよかったら…どうぞっ」

私は、金魚をみゅうなさんのそっと押し。


「ありがとう…気持ちだけ貰うねっ」

みゅうなさんは、
金魚を引っ込め、
イベントのステージに目を移す。

「さぁ〜お次は、誰が先に飲み終わるか！」

20代くらいの、
若いお兄さんが浴衣を着こなし、
マイク片手に盛り上げる。
「よ〜い……どんっ…と言ったら飲み初めてくださいねぇ〜」

飲もうとした姿を、見ていた会場の人達が笑う。

「よ〜い…どん」