〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
私は、
ゆうや君にどう思っているのか、聞けず。

ゆうや君の
腰に手を回し、
ただ抱き合った。

「…菜月さん?」

‘カランカラン…’

ふらっとした弾みで、  履いていた下駄がタイミングよく脱げ…。

「…あっ下駄が」

私が暗い中で下駄を見失うと…。

ゆうや君は、
私から離れ下駄を広い
私の右足の真下の階段に
ちょこんと座り
脱げた下駄を履かせてくれた。

〈ゆうやに+5してください〉

「ありがとう…ゆうや君」
「よかったら…
もう少し一緒に居ようかっ?」

そう言うと、
ゆうや君は寮迄一緒に向かった。


学園の生徒達は、
花火が終わり、
寮に戻って行く。

ゆうや君は、
私と手を繋ぎ
黙って歩く…。

「菜月さんとまた
こうして会えたらいいなっ…何かあったら連絡してねっ」

ゆうや君は、
寮の前に着くとそういって自分の部屋に戻って行った。
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