〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「もしかしたら…、
温泉始めてかなっ?
大丈夫よっ…」

――。

その頃男性は目が覚め、
女の子が居ない事に、
少し慌てる。

起き上がり
テ‐ブルの上に置かれた手紙を見つけ目をやる。

男性は、
体の痛みを感じながらも、腕に巻かれた包帯を、
触る。

床にはリョウ君と
一緒に写る写真…。

広いあげ
写真をぐしゃぐしゃに握り潰すとごみ箱に捨て、
ベッドに座りそのまま
横になる。

天井にリョウ君の幻が薄ら…。

ふっと、
恐怖にかられる。

私達は、
のぼせないうちに、
部屋に戻ることにした。

小さな女の子は、
駆け足で嬉しそうに、
部屋に戻る。

「あっ…走ったら危ないよっ!」

私は女の子に少し注意。

「菜月さん…待って」

っと言いながらも
みゅうなさんも、
私達についてくる。 

「ごめ〜ん私ゆっくり行くねっ〜」

みゅうなさんは走るのをやめ、ゆっくり歩く。

「うぅ〜」

ドアを開けようと、
女の子がドアノブを引っ張る。

鍵がかかって居ることが、わからないみたい。

「今開けるから、ちょっと待ってねっ」

私は鍵で“部屋のドア”を開けた。

「…」

ドアを開けると女の子が、部屋の中に走る。

私も部屋の中に入った。

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