〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
りょう君は、
しばらくすると立ち上がりダイキ君のカバンから、
包帯と、ガ‐ゼと消毒液を取り出した。

りょう君は、
消毒液をガ‐ゼにしめらせる。

私は、りょう君の行動に目を疑った。

「…待って!
そこ迄酷い傷では、痛みが激し過ぎるよっ…」

りょう君は、
弟に消毒しようとした手を止め、私の方を見た。

「ダイキの事…お願い出来ませんか?
僕は、人魚姫を救いに…」
「ちょっと待って…
1人で人魚姫を…、
助けになんてっ…」

私の言葉にりょう君が、
立ち上がり近づいて来ると私の手をぎゅっと握り、
ドアの外に…連れ出された。

「ちょっと…りょう君…」

私を壁際に押し付け、
りょうくんは私をぎゅっと抱き締めて来た。

「こんな事言うのは、
おかしいかも知れませんがこれで最後かも知れません…、
今の僕に弟の、かたきを…いえっ…。
これから、
人魚姫を救わなくては、
ならないので…、
本当は菜月さんと、
もっと、沢山思い出を作りたかったです…けれども、今は、学園の皆さんを助けなくては…」

りょう君の温かい温もりが肌から伝わってくる。

1人で抱え込む、
りょう君になんって言ってあげたらいいのっ?

リョウ君に何って言えば…
「ずっと一緒に居てほしいだから私も、戦う!」
(そのまま進んで下さい)
「私は弟さんを見ているから、人魚姫をお願い」
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