〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「…もう少し早く走って頂けませんか?」

「身体が重くて無理なんです…僕を生み出したのは、あなたなんですが…」

トボトボ走り、
祭壇が段々見えてきた。


「僕は人魚姫を救わなくては…ノエル頼みます、
僕に力を…」

するとノエルは
ぽんっと、弓に変身。

リョウ君は弓に変身した
ノエルを手に取り、
人魚姫の居る祭壇に向かった。


その頃、私は抜け道を歩くきつねについて、
薄暗い道を進む。

かすかに前から聞こえる、足音。

「…にぃちゃぁ…怖いよぉ」

かりんちゃんの声が、
かすかに、響いて来た。

「かりんちゃん!?」

ダイキ君は、
私の声を聞くと、
かりんちゃんの声をふさいだのか、声が聞こえない。

私はきつね姿の精霊を見失う。

「…きつねさん…」

キョロキョロ見渡しても、どこにも、見当たらないので、走った。

『そんなに遠くには、
行けないはず…酷い
傷を負って居るんだもの』
薄暗い道を進むと、
左側に扉があった。





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