〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)

ゆうや君編へ

目の前に倒れて居たのは、なんとゆうや君。

「…ゆうや君?」

目を閉じ肩を揺らしても、目を開けない。

「ゆうや君…」

わづかに目を開ける…。

〈ゆうや君にポイント、
+5してください〉

「なっ…菜月?さん…」

目をパチパチさせ、
どこか、はっきりして居ない様子。

ただ眠かっただけなのかも。

「ここで何してたんですか?」

私はゆうや君に聞いてみた。

「きつねが僕をここにっ…でもおかしいなっ…、
さっき迄そこに、
はずなんだけど…」

私の後ろ辺りを気にしている。

「きつね?…
もしかしたら、
黄色いきつねの精霊ですか?」

ゆうや君は少しびっくりした。

「う…んそうその黄色い」 
ゆうや君は、私の後ろを見ながら言ったので、
気になり、
後ろを振り返ると、
黄色いきつねがまた現れた。
「…どうも…」

きつねは、
にこにこしながら、
私と目があった。

「どうもって、
さっきから消えたり、
現われたり、何を」

私はきつねに向かって
少し怒る。





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