〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「これでとどめ…」

手に集中し、
紫色の炎を放とうと、
意識を集中。

「駄目っ…」

私は立ち上がり、
ダイキ君の方へ走る。

「死ねっ」

“ぎゅいぃぃ…”

“グサッ”

私が近く迄行くと、
人魚姫の背中に、
矢が刺さり痛み苦しむ。

「こっこれはっ…」

人魚姫は横たわり倒れ、
ダイキ君も、痛みに倒れこむ。

私はダイキ君を、
引きずり人魚姫から離す。
「大丈夫ですかっ?
菜月さん…」

人魚姫から矢を抜き、
立っていたのは、
リョウ君。

「おっ…おのれっ…」

闇になった人魚姫は、
リョウ君の矢をくらい、
背中に刺さったはずの、
場所が、傷が治り始めた。
「…そんなっ…、刺したはずの場所が…」

私は、人魚姫の背中の傷が治るのが、はっきり見えた。

「はぁ!!!」

手に紫色の炎が、
集中しリョウ君目がけて、拳が!

“ドカッ”

リョウ君の顔に命中し、
吹き飛ぶ…。

「うっ!」

「まだだっ!!」

宙に浮きリョウ君の方を、追い掛ける人魚姫。

私は倒込んだ、
ダイキ君に近づき、
ダイキ君の顔を触る。

既に意識を失い動かない。



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